2014/04/13

OECD日本加盟50周年シンポジウム

こんばんは!OECD Student Ambassador UTokyoです。
気付けば前回の投稿から少し時間だ経ってしまいました...これからはこまめな更新を心掛けたいと思います。

本格的に新学期が始まってから一週間程が経ち、皆さんも落ち着いてきた頃でしょうか。
少し遅くなりましたが、新入生の皆様入学おめでとうございます!是非とも私たちの活動をフォローしてください。

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前置きが長くなりましたが、本投稿では先日参加致しましたイベントを紹介したいと思います。
4月9日(水)、日系ホールにで外務省・OECD・日本経済研究センターの主催の下、OECD日本加盟50周年記念シンポジウム「ーアジアとともに、半世紀後の未来に向けてー」が開催され、私たちStudent Ambassador UTokyoも参加致しました。

まずはじめに、木原外務大臣政務官及びグリアOECD事務総長による基調講演が行われ、その後安倍内閣総理大臣による挨拶が行われました。木原外務大臣政務官はOECDとの連携によるアベノミクスの更なる進展の重要性、そしてグリアOECD事務総長はアベノミクスの第三の矢こそが日本の経済活性化の鍵である、などについてご講演されました。安倍総理大臣は、OECDが「世界最大のシンクタンク」として日本の抱える様々な課題に対して処方箋を提供してきたこと、そして日本が閣僚理事会議長国を務めるにあたり自ら5月にパリに赴きたいという意思を表明しました。

その後、内外著名パネリストによるパネルディスカッションが行われました。
第一部「50年後の世界ー今取り組むべき課題は何か」では、長期的な視点における日本の課題として①女性の活躍と少子高齢化、②教育と労働市場、③財政が扱われ、それぞれの課題に対する解決策の提案が議論されました。
第二部「OECDと東南アジアー橋渡し役としての日本」では、OECDや日本が東南アジアで現在行っている活動の紹介や、OECDとアジア諸国の連携の重要性が唱えられました。
第三部「しなやかで強靭(レジリエント)な経済の構築に向けて」では、環境や高齢化社会に対応するためのイノベーション、そしてGDPや物価指数等の数値が表す経済成長でなく広義の成長の実現の必要性があげられました。

これ程多様な方面で活躍されている方々のお話を聞く機会はなかなかないので、とても有意義なシンポジウムでした。また、個人的には第一部パネルディスカッションの内容がとても印象的でした。今後女性がより活躍できる場が増え、多様性に溢れる国へと日本が発展することを期待しています。また、積極的に日本とOECDの関係により注目していきたいと改めて感じました。


シンポジウムに関してより詳しく知りたい方は外務省の以下のサイトを参照ください


それでは今後も私たちの活動のフォロー、よろしくお願い致します!

Twitter: @oecdsaut

2014/03/04

OECDとは?

こんにちは、OECD Student Ambassador UTokyoです。

本日の投稿ではOECDという組織についての説明をさせて頂きたいと思います。OECDについてお伝えしたいことは沢山ありますが、今回はOECDの組織概要を簡潔に説明したいと思います。

OECDとは Organisation for Economic Co-operation and Development の略で、日本語での正式名称は 経済協力開発機構 です。OECDは「世界中の人々の経済や社会福祉の向上に向けた政策を推進するために活動を行っている国際機関」です。本部はフランスのパリに置かれています。
OECD本部
第二次世界大戦後、アメリカのマーシャル国務長官が「マーシャルプラン」を発表しました。これは、戦後経済的に混乱状態にあった欧州諸国を救済するための提案でした。これを機に、1948年にOECDの前身にあたるOEEC (欧州経済協力機構)が欧州16か国によって発足しました。1961年に、OEECにアメリカとカナダが加わりOECDが発足しました。日本は1964年に加盟しているため、今年2014年が加盟50周年に当たるわけです。
現在では加盟国は34か国にまで増えました。(詳しくは: http://www.oecd.org/tokyo/about/members.htm
 (国旗画像の出所:http://www.meti.go.jp/policy/trade_policy/oecd/)

 OECDの三大目的 (OECD条約第1条)は、①経済成長②貿易自由化③途上国支援 に貢献することです。「世界最大のシンクタンク」と呼ばれ、経済・社会分野において多岐にわたる活動を行っています。扱っているトピックスは多様であり、環境、雇用、教育、イノベーション、貿易などがあげられます。
OECDは各国政府が共通の問題について解決策を追求し、経験を共有するために協働することができる対話の場を提供し、また一般の人々の暮らしに直接影響する問題についても目を向けることで、人々の暮らしをより良くするために政策が策定されるよう提言しています。


今回の投稿ではOECDの概要について説明を致しましたが理解して頂けたでしょうか?各組織の紹介や役割は、またの機会に詳しく説明致します。ひとまずは、OECDという国際機関の概要を掴んで頂けたらと思います。自らOECDについてもっと詳しく調べたい!という方は、是非OECDの公式サイト http://www.oecd.org/ を訪問してみてください。
- OECD Student Ambassador UTokyo

その他お役立ちリンク
経済産業省 OECDとは?


Twitter: @oecdsaut

2014/02/28

2/25 OECD Student Ambassador キックオフミーティング

2月25日に、OECD東京センター主催のOECD Student Ambassador 2014 キックオフミーティングに参加致しました。 
キックオフミーティングは、OECD東京センターが所在する日本プレスセンタービルで行われ、Student Ambassadorである8大学8チームの多くのメンバーが参加しました。

 
キックオフミーティングの様子

当日のプログラムは以下のような内容でした、
・玉木林太郎OECD事務次長によるセミナー
・佐藤雅俊外務省国際機関人事センター室長によるセミナー
・Student Ambassadorプログラムの説明
・OECD iLibraryの説明
・懇親会

OECDパリ本部から来日した玉木林太郎OECD事務次長によるセミナーでは、多数存在する国際機関の中でのOECDの立ち位置や特徴、そしてその強みなどについて歴史を交えながら分かりやすく説明して頂きました。
ご講演の最後には、日本に関する議論だけでなく世界に目を向けること、その第一歩として日本のメディアから距離を置きNY TimesやFinancial Timesなどの海外メデイアに触れ考えること、という貴重なアドバイスを頂きました。
(玉木事務次長プロフィール http://www.oecd.org/japan/rintaro-tamaki.htm)

外務省の佐藤雅俊国際機関人事センター室長によるご講演は、国際機関で働くことについて扱ったものでした。2011年度に実施された国際機関で働く人に向けたアンケート結果を取り上げ、満足度が高い職場環境であることが理解できました。また、国際機関で働く上では専門性と英語での仕事遂行能力が重要であることが強調されていたので、将来的に国際機関をキャリアの一選択肢として考えている方はご参考に!
 (外務省 国際機関人事センター http://www.mofa-irc.go.jp/)

その後、OECD東京センター職員の樋口様と高橋様よりStudent Ambassadorプログラムの説明やOECD iLibraryについての説明などをして頂きました。一年間Student Ambassadorとして活動する上で心掛けることを改めて伝授して頂き、今後の活動に役立てていきたいと感じました。

懇親会では、OECD東京センターの職員や他大学のStudent Ambassadorと交流をする機会があり、沢山の刺激をもらうことができました。他大学のStudent Ambassadorは、良きライバルそして良き仲間として共に活動ができればと思っています。
 
キックオフミーティングに参加したメンバー
 それでは、今後も私たちの活動を中心にお伝えしていきたいと思います。


Twitter: @oecdsaut

OECD Student Ambassador UTokyoです!

はじめまして、OECD Student Ambassador UTokyo(東京大学)の公式ブログです!
OECD Student Ambassadorとしての活動の様子やイベントの紹介などを定期的に更新していく予定です。

【OECD Student Ambassadorプログラムとは?】
恐らく、OECD Student Ambassador プログラムをご存知でない方も多くいるかと思います。そこで、まずは当プログラムについて説明をしたいと思います。
(※応募は既に終了しています)
2014年は、日本がOECDに加盟して50周年ということを皆さんご存知でしたか?この記念すべき一年を通して、OECDは日本政府などと協力し様々なイベントを開催する予定です。
その一貫で、学生が主体となりOECDの活動を学内に広報するOECD Student Ambassadorプログラムも企画されています。当プログラムに応募をした中から最終的に8大学8グループのStudent Ambassadorが選ばれました。
東京大学を代表するOECD Student Ambassadorとして選ばれた以上、私たちは学内で積極的に広報活動を行っていきたいと考えています。是非とも私たちの活動をフォローし、イベントなどに参加して頂けたら幸いです!


ブログの他に、以下のSNSも随時更新するのでこまめにチェックしてみてください!
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また、私たちの活動に興味ある方はお気軽に oecdsaut@gmail.com までご連絡くさだい